自動回転ドアの事故に関して
大型自動回転ドア事故機の動態保存に関して
三和シヤッターグループでは、2004年3月に発生した大型自動回転ドア事故に関して、二度とこのような痛ましい事故を起こさぬよう、安全に対する意識を徹底し、グループの使命である「安全、安心、快適を提供することにより社会に貢献する」ことに取組んでまいりました。
この事故の教訓を深く心に刻み、風化させないために、ご遺族のご了解のもと、森ビル株式会社様、工学院大学教授 畑村洋太郎氏のご協力を得て、事故機を動態保存することとし、2005年12月26日、株式会社田島順三製作所埼玉工場(埼玉県毛呂山町)に設置いたしました。
動態保存は、安全に対する社内の教育研修や啓蒙活動の教材として活用し、グループの安全意識の醸成、安全への取組み活動の向上に役立てることを主たる目的に行うものであり、外部より見学の申し出があった場合は、ご主旨をお伺いした上、ご見学していただく予定にしています。
三和シヤッターグループは、安全・安心を最優先に取り組み、お客様、社会の信頼構築に向け、全力をあげてゆく所存であります。
2006年1月27日
三和タジマ株式会社
三和シヤッター工業株式会社
本件に関するお問い合わせ先
三和タジマ株式会社 総務部
03-5954-5880
自動回転ドア事故に関する判決について
2004年3月26日に六本木ヒルズ森タワーの入口正面で発生しました自動回転ドアによる事故に関しまして、起訴されておりました三和タジマ元役員の判決が、本日、東京地方裁判所で申し渡されました。
この判決を厳粛に受けとめ、改めまして、亡くなられた溝川 涼様のご冥福を衷心よりお祈り申し上げますとともに、ご両親、ご遺族に対しまして深くお詫び申し上げます。
このような事故を二度と起こさないよう、更に安全・安心を最優先に取り組み、お客様、社会の信頼回復に向け、引続き全力をあげてゆく所存であります。
2005年9月30日
三和タジマ株式会社
三和シヤッター工業株式会社
自動回転ドア事故に関する初公判について
2004年3月26日に六本木ヒルズ森タワーの入口正面で発生しました自動回転ドアによる事故に関しまして、起訴されております三和タジマ元役員の初公判が、本日、東京地方裁判所で開かれました。
この事態を厳粛に受けとめ、改めまして、亡くなられた溝川 涼様のご冥福を衷心よりお祈り申し上げますとともに、ご両親、ご遺族に対しまして深くお詫び申し上げます。
このような事故を二度と起こさないよう、更に安全・安心を最優先に取り組み、お客様、社会の信頼回復に向け、引続き全力をあげてゆく所存であります。
2005年6月24日
三和タジマ株式会社
三和シヤッター工業株式会社
今回の事故を教訓に製品安全を向上する為「安全を誓う日」を制定しました
3月25日に「安全を誓う日」が実施されました。「安全を誓う日」は、昨年3月26日に発生した六本木ヒルズ森タワー自動回転ドア事故の教訓を風化させることなく、二度とあのような事故を起こさないよう、一人ひとりが、改めて安全について問い直し、製品安全を向上させていくことを目的として、毎年3月26日を「安全を誓う日」として制定いたしました。
2005年3月26日
三和タジマ株式会社
三和シヤッター工業株式会社
自動回転ドア事故に関する起訴について
2004年3月26日に六本木ヒルズ森タワーの入口正面で発生しました自動回転ドアによる事故に関しまして、本日、三和タジマ元役員が起訴されました。
改めまして、亡くなられた溝川 涼様のご冥福を衷心よりお祈り申し上げますとともに、ご両親、ご遺族に対しまして深くお詫び申し上げます。
今回の起訴を真摯に受け止め、このような事故を二度と起こさないよう、更に安全・安心を最優先に取り組んでまいります。
なお、本日、以下の社内処分を決定いたしましたことをあわせてお知らせいたします。
<処分>
(1) 三和タジマ/代表取締役社長(事故当時) 減俸 月額の30% 3ヵ月
(2) 三和タジマ/常務取締役 減俸 月額の10% 3ヵ月
なお、事故当時「三和シヤッター工業/常務執行役員ステンレスカンパニープレジデント 兼 三和タジマ/取締役」ならびに「三和タジマ/取締役 営業開発・回転扉担当」の2名は、2004年10月1日付で役職を辞任しています。
<報酬の辞退>
(1) 三和シヤッター工業/代表取締役 実施済みの役員賞与の辞退に加え、報酬を一部辞退
(「月額の40% 6ヵ月」に相当)
(2) 三和シヤッター工業/取締役 実施済みの役員賞与の辞退に加え、報酬を一部辞退
上席常務執行役員 (「月額の50% 6ヵ月」に相当)
(事故当時:専務取締役ステンレスカンパニー担当)
2005年3月16日
三和タジマ株式会社
三和シヤッター工業株式会社
自動回転ドア事故に関する書類送検について
平成16年3月26日、当社子会社三和タジマ株式会社が六本木ヒルズ森タワーに設置いたしました自動回転ドアにおいて、幼いお子様の尊くかけがえのない大切な命が失われました。三和シヤッターグループを代表して謹んで衷心よりご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご両親、ご遺族に対しまして改めて深くお詫び申し上げます。
さて、1月26日、本件事故に関して、当社グループの社員が書類送検されました。この様な事態を招きましたこと、ならびに事故発生以来、皆様には多大なご迷惑をおかけしておりますことを重ねてお詫び申し上げます。
事故発生後、当社と三和タジマは、合同の「事故対策本部」を設置し、事故原因の究明と既設回転ドアへの対応、事故再発防止に向けた対策に全力を挙げて取り組んでまいりました。
今回、書類送検されましたことを厳粛かつ重く受け止め、このような事故を二度と起こさないために、グループ一丸となって安全・安心を最優先に取り組む所存でございます。
今後ともご支援、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2005年1月26日
三和シヤッター工業株式会社
代表取締役社長 高山 俊隆
六本木ヒルズ森タワー自動回転ドア児童挟まれ事故に関する家宅捜査について
本日、当社は、三和タジマ株式会社が、六本木ヒルズ森タワーに設置いたしました、自動回転ドアの児童挟まれ事故に関して、警視庁捜査一課の家宅捜索を受けました。
今回の事態を厳正に受け止め二度とこのようなことを生じさせないよう製品の安全に万全を期するよう指導徹底させて行く所存でございます。
今回の事故によって亡くなられた溝川涼君のご冥福を心よりお祈り申し上げますと共にご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。
また、世間の皆様にお騒がせいたしましたことを心よりお詫び申し上げます。
2004年3月30日
三和シヤッター工業株式会社
代表取締役社長 高山 俊隆
お詫び
3月26日、六本木ヒルズ森タワーの入口正面に設置いたしました三和タジマの回転扉による事故が発生し、幼いお子様の尊くかけがえのない大切な命が失われましたこと、悲しみにたえません。謹んで哀悼の意を表し、衷心よりご冥福をお祈り申し上げます。ご遺族の皆様に深くお詫び申し上げますとともに、心からお悔やみ申し上げます。
この度の事故を真摯に受け止め一刻も早く原因を究明・対策を施し、三和シヤッターグループとして全力をあげ再発防止に努めてまいります。
この事故を決して忘れることなく、また、二度とこのような痛ましい事故が起こらぬよう、より一層安全な製品造りに取り組む所存でございます。
最後にご遺族の皆様、関係者の皆様に重ねて深くお詫び申し上げます。
2004年3月27日
三和シヤッター工業株式会社
代表取締役社長 高山俊隆
三和タジマ株式会社
代表取締役社長 中山孝治
株式会社田島順三製作所
代表取締役社長 富田 厚
六本木ヒルズ森タワーで発生した事故について
本日3月26日 六本木ヒルズ森タワー2階正面エントランスにおいて発生しました事故により、お子様がお亡くなりになりました。
お亡くなりになりましたお子様のご冥福を、心よりお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。
この度、事故が発生いたしました六本木ヒルズの回転ドアは、当社子会社である三和タジマ株式会社の製品であります。事故の原因等は現在警察が調査中ですが、原因究明に最大限の努力を致してまいります。
皆様に多大なるご心配をおかけすることになりましたことを心からお詫び申し上げます。
2004年3月26日
三和シヤッター工業株式会社
自動回転ドアの事故後の取組み
1.回転ドアに関する対策(三和タジマ)
(1)既設の回転ドアに対する追加安全対策のご提案
2004年3月26日の事故発生直後から、三和タジマで販売しました回転ドア125台(大型51台、小型74台)の総点検を実施するとともに、同年4月以降、事故再発防止に向けた追加安全対策を策定し、ご提案をして参りました。
また、同年6月末に国土交通省と経済産業省により策定された「自動回転ドアの事故防止対策に関するガイドライン」(「ガイドライン」)および全国自動ドア協会から公表された「大型自動回転ドア安全対策マニュアル」(「安全対策マニュアル」)ならびに東京都から同年10月14日に公布された「直径3メートルを超える自動回転ドアの安全基準を制定した改正後の東京都建築安全条例」(「東京都建築安全条例」)を受けて、追加安全対策の整合性を点検するとともに、管理マニュアル類の整備を進めて参りました。
なお、追加安全対策を策定するにあたり、学識経験者の意見を取り入れるとともに、追加安全対策の内容を確認していただくために、ユーザー様による試作機の見学会も実施してきております。 (参照:大型自動ドアの追加安全対策について)
(2)業務管理機能の強化
三和タジマでは、事故後、業務管理体制について以下のような見直しを実施いたしました。
1) 保守点検基準・点検要領の見直し
センサー検知エリア、制動距離等の基準値および点検要領を「ガイドライン」、「安全対策マニュアル」および「東京都建築安全条例」に沿って明確にするとともに、点検データを記録する帳票に改訂いたしました。
2) 事故報告ルートの整備・徹底
従来の事故報告書の様式を改訂するとともに、事故が発生した際の報告についてルートを明確にし、迅速化を図りました。
3) 各種マニュアル類の改訂
「ガイドライン」、「安全対策マニュアル」および「東京都建築安全条例」に沿った取扱説明書、運用管理マニュアル、メンテナンスマニュアル、等各種マニュアル類の改訂を実施いたしました。
4) 上記の他、ユーザー様との打合せ・確認記録、社内打合せ記録等の書類作成の徹底、営業員・保守点検員の社員教育の強化を図ってきております。
(3)今後の回転ドア開発について
特に高層ビルの場合、省エネや空気圧の関係から回転ドアを利用する利点がありますので、回転ドアの利点を活かして弱点を最低限に抑え、国の「ガイドライン」、業界団体の「安全対策マニュアル」および自治体の「条例」を十二分にクリアする、より安全性の高い新製品の開発に取組んでおります。
2.製品の安全性確保に向けた三和シヤッターグループとしての取組み
(1)CSR(企業の社会的責任)推進室の設置
三和シヤッターでは、2004年4月1日付機構改革においてCSR担当役員を配置しておりましたが、CSR機能の一層の強化を図るため、同年5月1日付で「CSR推進室」を新たに設置し、当面の重点課題として安全・安心な商品を継続的に提供できる仕組み作りに取組んでおります。
(2)全社品質保証委員会の機能強化
三和シヤッターの全社品質保証委員会に「グループ会社品質会議」を新設し、国内グループ全社の品質管理を一元的に管理できる体制とし、機能強化を図りました。また、事故やクレームの情報収集、報告ルート等を明確にすることで、製品改善へ向けた諸施策に繋げ、事故・クレームの低減、安全性の向上を図っております。
(3)安全品質点検週間の新設・実施
国内グループ全社を対象に、製品に関する安全性の点検週間を新設し、年2回(5月、11月)恒久的に実施することとしました(昨年5月から実施)。
営業・開発・設計・製造・施工の各業務プロセス毎に「安全点検チェックリスト」を作成し、それに基づき製品の安全性に関する自己点検を全従業員が実施、品質の向上および従業員の安全意識高揚を図っております。
同時に、取扱製品の事故およびクレーム状況を総点検し、正しい報告がなされているか、その報告が製品の改善・改良に活かされているか、安全基準が遵守されているかの検証を行い、より安全な製品を提供することに注力しております。
(4)新製品開発における学識経験者等の招聘
製品の開発にあたっては、仕様および安全基準の制定や製品評価の段階において、学識経験者やユーザー様等の意見を取り入れ、製品の安全性向上を図ります。
(5)海外グループ会社における取扱製品の安全基準の総点検の実施
海外グループ会社の米国オーバーヘッドドア社、欧州ノボフェルム社、アジア各社におきましても、製品の安全基準の総点検と安全管理体制の機能点検を実施し、その強化と充実を図っております。 海外グループ会社の米国オーバーヘッドドア社、欧州ノボフェルム社、アジア各社におきましても、製品の安全基準の総点検と安全管理体制の機能点検を実施し、その強化と充実を図っております。
2005年1月26日
三和タジマ株式会社
三和シヤッター工業株式会社
大型自動ドアの追加安全対策について
2Wing Type <シノレス・スライドタイプ>
入口で挟まれないように 【挟まれ防止】
<幕板下部非接触センサー>の感知によるドア停止 | ||
<右方立下部非接触センサー>の感知によるドア停止 | ||
<ショーケース端部天井非接触センサー>の感知によるドア停止 | ||
安全警告シール・アナウンスによる注意喚起 |
危険な進入を防止する<防御柵(信号灯付)>の新設 | ||
入口手前で進入を感知する<水平非接触センサー[4個]付ポール>の新設 | ||
挟まれ防止<幕板下部非接触センサー>を2個に増設 | ||
適切な回転スピードの設定(国土交通省・経済産業省ガイドライン遵守) | ||
安全警告シールの大型化、アナウンス内容の追加 |
もし、入口で挟まれても 【挟まれ時ケガ防止】
<右方立部接触センサー付緩衝材>の感知によるドア停止 | ||
<ショーケース端部接触センサー付緩衝材>の感知によるドア停止 |
防御柵内に<接触センサー付大型緩衝材>の設置(新設) | ||
<右方立部接触センサー付緩衝材>の大型化 | ||
<ショーケース端部接触センサー付緩衝材>の大型化 |
ドアに追突されない、巻き込まれないように 【挟まれ以外の危険防止】
低速回転ボタン(身障者・高齢者用) | ||
<扉上部天井非接触センサー>の感知によるドア停止 | ||
<扉下部ショーケース間非接触センサー>の感知によるドア停止 | ||
<ショーケース端部天井非接触センサー>の感知によるドア停止 | ||
<ショーケース端部接触センサー付緩衝材>の感知によるドア停止 |
<つま先挟まれ防止ゴム>の取付 | ||
適切な回転スピードの設定(国土交通省・経済産業省ガイドライン遵守) | ||
<ショーケース端部接触センサー付緩衝材>の大型化 |
もしもの場合は 【緊急時の停止・逆回転】
非常停止ボタン[入口横に各1個] | ||
<つま先挟まれ防止ゴム>の取付 | ||||
適切な回転スピードの設定(国土交通省・経済産業省ガイドライン遵守) | ||||
[
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が同時感知して、停止時]自動逆回転機能 |
センサーに異常があったら
センサーに異常が発生すると自動的に運転停止 | |
※本資料は、既設の2 Wing type 大型自動回転ドア〈シノレス・スライドタイプ〉用追加安全対策の概要を例示したものです。